街着として合わせる
and wanderのリアルスタイル
街と自然をクロスオーバーする
and wanderのハイパフォーマンスアイテムは、
シーンを問わず、どんなウエアとも相性がいい。
ここでは、独自のセンスでファッションを楽しむ4名による自由でシームレスなスタイルサンプルをお届けします。
今回は、アパレル業界に身を置く上枝みどりさんと髙島涼さんの着こなしをご紹介。
暖かく蒸れにくい。
高性能な中綿入りパーカ。
やや細身でフィットするシルエットながら、立体的なカッティングにより、スムーズな動きができ、街でのモードなスタイリングにも対応。通気性の高い耐久撥水素材を使用しており、保温性を確保しながらも余分な熱や汗を放出してくれるという優れもの。通勤時の外気と電車内の寒暖差など、都心で感じる体温調節のストレスも解決してくれる。また、夜間行動時の視認性をアップするブランドの定番ディテールであるリフレクターステッチも健在。
トップスの細身のバランスを活かして、極端なメリハリを持たせたモノトーンスタイル。柔らかな素材と対照的な張り感とボリュームのあるスカートで大胆なシルエットを表現している。レザーバッグやシルバーアクセなど、大人のムードを醸し出す小物使いにも注目したい。
「普段から色物よりは、モノトーンがすごく多いんですよね。自分にとってスポーティなアイテムは新鮮なので、いつものモノトーンのテイストでスカートやワンピースなど、女性らしいアイテムとコーディネートしています。このジャケットは、しっとりとしていて柔らかい素材感がテックな印象をいい意味でなくてしてくれるのでデイリーウエアとの相性もいいですよね。細身のシルエットだったので、ボトムスはボリュームを持たせた方がバランスよくまとまると思いました。ソックスでチラリと赤を効かせているのがポイントです」（上枝みどりさん）
グレーのパーツ使いが
ホワイトをより身近な存在に。
and wanderでは定番的スタイルとなったプルオーバー型のフリーストップ。生地にウールが混紡されているイタリアのカラマイ社製のテクニカルファブリックは、ソフトなタッチで伸縮性があり、保温性や断熱性のほか、通気性に優れているのが特徴。ややハードルが高いと思われがちの白いアウターもこれなら気軽に合わせられるはず。
トップスのゆったりとしたシルエットに美しいラインのワイドパンツを選択して、リラックス感溢れる着こなしに。街着に馴染むフリースに使われている配色を軸に統一感を出した絶妙なコーディネート。
「白系のニュートラルなカラーに、グレーのパイピングやディテール使いが効いていたので、同系色のワイドパンツでトーンを合わせました。スニーカーやキャップなどの小物もグレーでまとめつつ、オレンジをミックスすることでアクセントにしました」（髙島涼さん）
マットな質感のコットンながら、
防水性抜群のデイパック。
ナイロンなどとは異なる使用感や経年変化を楽しむことができるハイブリッド素材は、TPUコーディングを裏面に施すことで、耐水圧10,000mmの防水性を実現。止水ジッパー仕様なので雨の日も安心して使えるのが嬉しい。また、デイリーユースに最適な20Lの容量で、大きなメッシュのアウトポケットや荷物を外付けできる底面のベルトが利便性抜群。
バッグがスタイリングを完成させる。リラックス感のあるコーデュロイパンツとドレスシャツという対極なアイテムを白のグラデーションで上手くまとめあげ、ニュアンスのあるグレートーンのバッグをアクセントに加えることで、全体にコントラストが生まれたスタイルに。
「白をベースに組み立てた今日のスタイリングは、アクセントとして取り入れたバッグが主役に見える着こなしです。モノトーンが大好きな私にとって、このバックパックはとても合わせやすかったですね。いかにもアウトドアなシャイニーなものではなく、コットンのタッチが残った素材感がドレッシーなシャツとも相性がいいですよね。外付けするための機能としてデザインされたベルトを、あえて垂らして見せるのもポイントなんです」（上枝みどりさん）
リサイクルウールを用いた
サステナブルフリースに注目。
ウールとナイロン、そしてポリエステルのリサイクル混紡糸を立体的に編んだ、波打つ凹凸の素材感が目をひくフリースジャケット。異素材のパッチポケットによりデザイン性がアップされ、単なるアウトドアウエアに留まらない都会的な１枚へと仕上がっている。サイズレンジも広く、インナーとしてもアウターとしても活躍する汎用性の高いアイテムに。
落ち着いたボルドーカラーのフリースジャケットにモノトーンのアイテムを合わせることで、グッとトップスに存在感が生まれている。異素材をミックスしたデザインにより、個性の強いデニムとも調和して、モードなテイストへと昇華。アウトドアからストリート、そしてモードまで。どんな着こなしにもマッチするマルチアウターとして重宝しそう。
「モノトーンが多い自分にとってボルドーは、チャレンジングなカラーなんですけれど、インナーもパンツも落ち着いたトーンを選んで、なるべく無彩色のアイテムで馴染ませるようにしています。フリースって“ザ・アウトドア”的なイメージが強いので、オーセンティックなデニムであったり、ややエッジの効いたディテールのものを合わせて都会的に見せようと考えました。シルエットは全体的にゆったりめ。このフリースは、軽くて暖かいのとシワになりにくい素材なので、持ち運びにも便利です」（髙島涼さん）
Edit&Text: Yu-ka Matsumoto
Photo: Soichi Ishida
Cast: Midori Ueeda
Ryo Takashima
