STEP 1 / 4容量とサイズの選び方
まずは、どこをポイントにして容量やサイズを選んだらよいのか。一緒に選んでいきましょう。山での過ごし方や荷物の量によってサイズを考える必要があります。
大は小を兼ねる?
身体に負担なく安全に遊ぶためにも、目的に合わせて容量を選ぶことが大切です。日帰りハイキングなら20L~30L、テントや山小屋など宿泊を伴う場合は30L以上は必要になってきます。季節やルート選びなど、状況に応じて容量を選択していきます。
なんでサイズが分かれているの?
40Lと45Lのバックパックにはサイズ調整機能が付いています。宿泊を想定した装備になり、容量も大きいので必然的に総重量は重くなります。そのため両肩だけで荷物を背負うと、とても重く感じるのです。
そこで40Lと45Lには、肩だけではなく、腰にもパッドの入ったハーネスが付いていて両肩・両腰の4か所で荷物を分散し背負うことができるようになっています。30Lのバックパックは総重量も重くなりにくいため、ウェストのハーネスを省略し、両肩だけで背負う仕様になっています。
容量の大きい40Lと45Lは、背中とバックパックのサイズを合わせることで効果的に荷重を分散することができます。この背中のサイズのことを「トルソーレングス」と呼びます。
- Point
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荷重分散の計算方法
20kg(バック総重量)÷2ヵ所(両肩)=10kg(片肩)
20kg(バック総重量)÷4ヵ所(両肩・両腰)=5kg(片肩+片腰)
トルソーレングスを測ってみよう
トルソーレングスは、「第七頸椎」から「腰骨の最上部」までの長さを測ります。
第七頚椎 : 首を下に向けた時に、後ろ首の付け根あたりに突起する骨腰骨の最上部 : 腰骨の最上部を水平に背骨まで延長したところ
あなたにぴったりなのは?
- 42cm〜50cm40L
- 48cm〜56cm45L